よくある質問

FAQ

井戸を設置したい場所で、何メートルくらい掘れば水が出るのかって、分かるのですか?

蓄積された実務経験によるデータにより、大体分かります。
また、近隣のデータ・地形を、私共の経験・知識と照らし合わせて算出させていただきます。
そのため、お問い合わせの際に、住所を教えて頂ければ、大体の金額回答が可能です。
ご希望の方は事前にお電話(0467-33-6311)または✉メールにてお問い合わせください。

※ただし、水脈にも起伏や蛇行がありますので、まれに予想通りにいかない場合もございます。
その際は、電気検層などにより、水が取れる地層を確認し、最適な深さで井戸を作成させて頂きます。


水が出る深さを調べるのに、費用は掛かるのですか?
深く掘らずに水が出るなら、井戸を掘ろうかと検討しているのですが。

無料です。

例外として、未開拓地域でデータ参照が出来ない場合のみ、遠方だと現場調査に行くのに出張費用が掛かります。
それ以外、費用は掛かりません。

井戸を掘るのに、最初の費用は分かりましたが、維持するにはどのくらいの金額が掛かるのでしょうか?
どのくらいの期間で、どういったメンテナンスが必要なのか教えてください。

基本的に、揚水ポンプ(水を吸い上げるポンプ)は、自動運転型式なので、蛇口を開ければ水が出ます。このポンプですが、電化製品と同様に、だいたい10年を目安に交換を想定して頂ければと思います。(交換期間は、使用頻度・水質にも左右されます)

ポンプの交換の際には、合わせて井戸自体の洗浄もお勧めいたします。井戸内の沈殿物・水垢の排出により、井戸能力の回復・水量などが上がり、かつ衛生的にご利用いただけます。

詳しくは、こちらをご確認ください。

災害用に井戸設置を考えています。手動ポンプはいくら位になりますか?
また、災害時でも本当に井戸は使えるのでしょうか??

災害時でも手動のポンプは使えます。
ライフラインが断たれ、電気が使用できない場合でも、手動ですので水を出す事が出来ます。

手動ポンプのお値段は製品により様々な種類があり、異なります。自然の水位によっても価格に幅があります。
また、材質によっても下記のような特徴があります。

鉄製安価な反面、経年によるサビ等の腐食が見られます。1ヶ月に一度ほど使用し、油を差すなどのメンテナンスを行えば、長い年月使用する事は可能です。ステンレス製と比べると、見た目はステンレスのようには行きませんが、性能(水を出す)面においては、遜色なく長期間利用する事が可能です。
ステンレス製耐腐食性があり、いつまでも綺麗な状態で利用する事が可能です。もちろん、定期的に水を出し、メンテナンスを行ってください。
※工事の際、井戸の水位によっては手動のポンプが取付できない場合もございます。

ご参考までに、こちらをご覧ください。

また、最近は、手動のポンプではなく、災害用に発電機を用意する方も増えております。
井戸は通常の電動ポンプを使用し、災害時には発電機をつなげて利用するという方法です。
それであれば、普段から気軽に井戸を使用でき、また、災害時にも発電機によって利用する事ができます。
デメリットとしては、発電機にはガソリンを入れる必要がある事と、発電機に常にガソリンを入れておくと劣化して壊れてしまう為、普段は空の状態にしておき、定期的にガソリンを入れて動かし、メンテナンスをする必要があります。
また、どちらのパターンでも利用できるように、一つの井戸で手動ポンプと電動ポンプ両方を取り付ける方法などもございます。

詳しくは、お電話(0467-33-6311)または✉メールよりお問い合わせください。

飲むことが出来る水が出る井戸を掘る事は出来ますか?また、どのように維持していけばいいのでしょうか?

井戸水は、掘れば必ず飲める水という訳でなく、地域により異なります。30mで飲める水が出る所もあれば100m以上掘っても出ない場所もあります。もし地域的に良質な地下水が採取できそうな場合は、水質検査を行い、飲料水として適切と判断されれば飲むことが可能です。その際、次亜塩素酸Naを利用した殺菌機を通すと、さらに安心です。

また、原水で飲むことが出来ない場合も、塩素を入れたり、ろ過をすることによって飲むことが出来る場合もあります。

一度井戸を掘れば、水はずっと出ますか?もし、出なくなってしまうような事があるのでしたら、その時はどうすればいいのでしょうか?

基本的に、深井戸は水が枯れる事はありません。

井戸の水量が減る原因となるのは、地下水が入る為の丸穴や切込みに、地中のミネラル分等が付着し目詰まりを起こす為です。その際は井戸洗浄を行い改善を促します。よほどの事がない限り、半永久的に水は出ます。

※ただし、極浅い井戸(20m未満)は、近年の雨不足や、舗装化に伴い、地面が水を蓄えられず渇水傾向が見られます。

井戸の水を自宅の水道管に通すことは出来るのですか?
飲料用は無理だったとしても、お風呂や洗濯に井戸水を使う事は出来るのでしょうか?

水道法上の関係で、上水道と井戸水は別系統で配管しなければいけません。
(一因としてホームポンプと上水道の圧力差により、井戸水が上水道に流入する恐れがある為)

配管を水道管とは別に作成し、屋内に井戸水を引き込むことは可能です。配管の長さ等により価格が変わってきますので、ご希望時はご相談ください。
※水質によっては、お風呂・トイレ、洗濯物に色が付く場合があります。

池の水に井戸水を利用したいと思います。何か注意することはありますか?

地下水は、基本、表層から地下へ様々な濾過状況が起き、酸素濃度が減少しております。そのまま池に利用すると、酸素が不足しておりますので、かけ流しなど、ワンクッション(空気に触れさせて酸素を含ませる)事により利用する事が出来ます。
また、地下水は夏は冷たく、冬は暖かいと言われるように、1年を通して16~17℃程度と言われておりますので、温かい水を好む魚には注意が必要かと思います。
また、水質によっては、赤茶や黒色に変色したり、藻が発生したりします。

飲料用にならない井戸水を畑の野菜に掛けても大丈夫なのでしょうか?
井戸水ってどのくらいきれいなんですか?

基本、地下水は自然濾過作用により、無色透明です。
元来、飲料用に適切と判断されるハードルは非常に高いもので、飲料用に不適となっても問題ありません。
稲作も川の水を利用してお米を作ってますので、それと比べると、ずっと衛生的な水になります。

また、化学物質の混合していない井戸水であれば野菜に掛けても大丈夫と言われています。
農作物は口に入るものですし、ご不安な場合は、別途料金はかかりますが水質検査を行い安全性を確認する事が出来ます。

経験談だけど、しいたけ栽培農家さんで、
「鉄分が多いと、きのこが赤くなっちゃうから良い水だしてね~」
と、言われた事があるよ!
自然のものを利用するって面白いね!

井戸になるパイプの材質は何がありますか?

主に、塩ビ、鉄、ステンレス等があります。

・塩ビ…腐食は無いのですが、強度がやや劣ります。
・鉄…強度はあるのですが、経年による腐食が起こります。
・ステンレス…強度・耐腐食性があるが、高価になります。

長く使う事を考えますと、予算的に可能であれば、ステンレスが一番お勧めです。

井戸を掘るのに、土地の角(端の方)に掘ることはできますか?スペースはどのくらい必要ですか?

ボーリングマシンの設置上、井戸が掘れる最角の場所は、角から1.2m×2.0m程度の場所になります。
そのほか、資材や機材を置くスペースが必要となりますので、6m×8m程度のスペースを使用させて頂きたいと思います。
また、井戸を掘る場所まで、ユニック車が入りますので、通路の確保も必要となります。

スペースにご不安がございましたら、現地確認も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

水質検査をする場合、どこに出すのですか?

一般的には市町村の保健所等で取り扱っているケースが多いです。
お客様ご自身にて、水を取り保健所に持ち込こんで、検査して頂く形になります。
保健所での検査は、主に11項目の検査となります。

弊社でも専門業者に依頼し、水質検査を実施することが可能です。
その場合保健所の検査よりも検査できる項目が増えまして、18項目~51項目に渡る検査などもご案内できます。
ご希望時はお問合せ下さい。

太さが直径100㎜の井戸を掘りましたが、水は1分当たり何リットル出ますか?

井戸の水量は、あくまでも地域性・その井戸の能力(湧水量)で変わってきますが、
水中モーターポンプ自体は、20ℓ/分~300ℓ/分から選定することができます。

井戸は何を目安に掘り進むのですか?

地質には大きく分けると2つの種類があります。
ひとつは、難帯水層(粘性土層)で、もうひとつは帯水層(砂質土層)です。

水が取れるのは帯水層になりますので、難帯水層である粘土地質から、帯水層である砂の層、さらに砂利の層を目安に掘り進みます。
さらに高地の場合は、海抜等も参考にします。