井戸水は、水質検査で合格すれば飲めます

井戸水は綺麗で飲めるイメージがありますが、水が出ればすぐ飲めるという訳ではありません。
水道水は、頻繁な水質検査とともに、薬品を使用して殺菌されており、安全性を高めていますが、井戸水の安全性は、その井戸の水源の質によって変わってきます。

一般家庭に昔からよくある浅井戸から汲み上げられた水は、深井戸水と比べるとあまり安全とは言えません。浅い場所からの汲み上げなので、地上からの影響を受けやすく、飲用にはあまり適していません。また、他に、井戸が飲めない原因として、昔、海だった所を埋め立てた土地だと塩分濃度が高くなりやすい上に、有害物質を含んでしまいやすく飲み水に使用できません。また、地上で農薬を散布していたり、近場に汚水が流れてしまっている場合なども同様に飲み水として使用できなくなります。また、井戸水の中には鉄の匂いがきつすぎて飲めない場合もあります。そのままでは飲めない水も、場合によっては濾過機を使用する事によって改善されることもあるようです。

弊社が一般的にご案内しておりますのは深井戸になります。深井戸とはおよそ地上から30m以上の井戸を指します。深井戸の場合は、地中深くに水が辿り着くまでに、地層を何層も何層も通り、しっかりと濾過された水を得る事ができます。粘土層に挟まれることが多いので、除菌効果が期待できるうえ、地層を通る過程で豊富なミネラル分を含むようになります。

まずは、飲用とする為には、自治体が指定する保健所の水質検査を受け、安全性を確認する必要があります。
さらに、井戸水の水質は変化する為、最初に一度検査をすればずっと安全という訳ではありません。
義務ではないのですが、安全の為、年に1回、定期的な検査をお勧めします。

水質検査の費用は、行う業者や保健所によって変わってきます。湘南創泉でも、外部機関にはなりますが検査を承る事ができますので、ご希望時はご相談ください。(保健所で行う検査内容は、基本的に11項目になります。弊社では18項目のものから51項目に渡るものまでご案内できますのでより詳しい検査を希望の方はお声かけ下さい。)
また、井戸の水を飲むときに気になるのが、有名なピロリ菌です。水道水にピロリ菌が居ないのは、水道水が塩素により殺菌されている為です。つまり、井戸水に菌が存在していても水道水と同様に塩素殺菌する事で安全な飲み水に変える事ができます。ただし、せっかくのミネラルウォーターがカルキ臭くなってしまうデメリットがあります。この塩素自体は人体に影響はないとされていますが、臭いの気になる方は浄水器のご使用をお勧めします。浄水器にもさまざまな種類がありますので、井戸の規模や用途に応じてご案内いたします。浄水器の使用は、消毒による死滅ではなく菌を取り除く形になるので、安全性はもちろんの事、不快な臭いも発生しません。

井戸水は自然の水なので塩素が含まれておらず、水脈にもよりますがミネラルウォーターと同様に、美味しく召し上がる事で出来ます。
口当たりが柔らかく、ほのかに甘みを感じるなど、井戸水を好んでいらっしゃる方も多いようです。
天然水が飲み放題と考えると、とても贅沢ですね。ご希望の場所で美味しい水がでるかどうかは自然のものなので保証できませんが、足元に自然の豊かな水源が眠っていると思うと、わくわくしますね。

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